アイドルって難しい。[ベストアーティスト2015]



 

 

すごい久しぶりにここで文章書く気がする…。なんか書きたいことはあったんだけど、どう書けばいいかな、とか、これでいいかな、とか考えて下書きに書いては消して書いては消して…を繰り返していたら中々書けず…。と、私の前置きはどうでもいい。

 

 

ベストアーティストでのKAT-TUN 田口くんからの発表。すごく驚いた。メンバーが減ることの重みって、やっぱり経験したことがあるファンの人同士でしか分かり合えない気がする。私は安井くんとかけもちをしてるグループでメンバーがいなくなる経験をした。本当になんとも言えない気持ちになる。私の応援してるグループのメンバーは社会的にしてはいけないことをしてしまった。だから、事実上の脱退、だったけど、田口くんの場合はそうではない。

本人たち同士が何度も話し合って、それでも分かり合えなかった。長年やってきたんだから、意見が合わないことなんてたくさんあったんだと思う。長年一緒にやってきても、分かり合えない問題だった。でもそれを積み重ねて、強くなって、輝いて、それがグループだと思う。それでも、4人は分かり合えなかった。メンバーが減る悲しみ、辛さ、もどかしさ、を知ってて、田口くんはこの道を選んだ。メンバーが止めてもダメだったんだから、きっとファンの人たちが止めても同じことだったと思う。仕方のないことなんだと、受け止めるしかないのかもしれない。

 

でも、じゃあ、どうして私たちファンは存在するんだろうと思ったりもする。私たちはどうしてアイドルを応援するのだろう。逆にアイドルは何故私たちに応援してもらいたいんだろう。自分の生きたいように生きたいなら、なんでもあーして、こーして、と言うファンは煩わしいのではないか。自分の人生をアイドルとして歩むと決めたのに、他に何かやりたいことが出てきてしまうのは何故なんだろう。人間の気持ちってどうしてこんなにどうしてこんなに変わりやすいんだろう。移ろいやすくて。なんだかアイドルという職業がすごく難しく、嫌なものに思えてきたりもしてしまった。何故アイドルが存在して、私はそれを応援するのだろう。

 

安井くんは少し前に「僕たちはファンのエネルギーであってすべてではないから、僕たちを“楽しみ”のすべてにしないで」と言った。そんなこと分かってる。でもアイドルを全うしている彼らが大好きで、彼らについていきたいと思うから応援してるのだ。彼らと同じ時間を共有することが楽しかったり、彼らから学ぶことがあったり、勇気をもらったり、たくさんの気持ちをもらう。

 

その気持ちを、アイドル達の都合で裏切られたらたまったもんじゃない。なんで自分が好きなアイドルが辞めることを考えなきゃいけないんだ。言葉を悪く言ってしまえば、ワガママなんだよ、仕事だろふざけんな、だ。私たちがどんだけあんたたちのことが好きで、あんたたちに輝いて欲しいと思ってるかあんたたちにはわかんねーだろ、バーカ、だ。

 

でも、でも、彼らだってアイドルである前に人間だ。私たちジャニヲタが担降りとかするんだから彼らだって気持ちが変わることもあるだろう。きっと彼らからしたら、自分の人生は自分で決めるんだよ!だ。それも十分分かる。だけどね、そうだけどさ、でもね。

アイドルである以上、やっぱりずっとアイドルでいてほしいと思う。色々な形のアイドルがいるから、と思うかもしれないけど、それでも最低限、アイドルでいてほしいと願う人がいる限り、そうしてほしいと思ってしまう。これは私たちの押し付けであり、ワガママだ。アイドルという仕事は普通のサラリーマンとは違うから、どうしても普通の仕事をしている人よりも期待や願いやそういう類のものを知らぬ間にアイドルに背負わせている。でも、アイドルはファンがいて、自分がいる、そういう仕事だ。生半可な気持ちで出来るものじゃない。だからこそ、アイドルとして成功する人たちは輝いてる。笑顔や汗が。

 

少し前の話になるが、安井くんがある問題を起こした時に書いた記事にも記したきがするんだけど、アイドルって所詮私たちが作った虚像みたいなものだ。本当に思ってることは分からない。他人なんだから心の中がわからないなんて当たり前だけど、アイドルは余計に。それを了承の上で応援しなきゃいけないのかな、と、思わざるを得なかった。諦めた、とか、冷めた、とかじゃなくて、彼らにも彼らの人生があることを、私たちファンも覚悟をしなければいけないのかな、と。例えば人生の節目。結婚とか、今回みたいに環境を変えるとか、そういう時を覚悟して、彼らを応援しなければやっぱりダメなのかなあ、なんて思ってしまった。

アイドルは夢を与える仕事だから、理想はいつでもアイドルでいてほしい。誰も見てなくてもアイドルがいい。でもそんなの無理なんだ。アイドルである彼らの姿は私たちの夢なんだきっと。ここまで書いてみてもう一度安井くんの言葉を思い出す。「僕たちはファンのエネルギーであってすべてではないから、僕たちを“楽しみ”のすべてにしないで」

 

そうだと思う。なんだか妙に納得してしまった。でもここまで書いてきてアイドルってなんだ、と余計に分からなくなってしまった。夢を見せるのがアイドル?ファンのことを一番に考えるのがアイドル?じゃあそうじゃない人はアイドルじゃないの?ここで気づいた。アイドルである彼らが好きだと言っておきながら、私はアイドルとは何かを分かっていない。この正解を分かっている人なんているのだろうか。いるのなら教えてほしい。もしかしたら分からないから、どんな人がアイドルなのか、という正解を出したいからアイドルを応援するのかもしれない。

 

今回のことで、自担と過ごす時間は永遠ではなくて、自分が彼から離れるかもしれないし、彼から別れを告げられるかもしれない、と分かった。アイドルに絶対なんて、存在しないと思った方が気が楽なのかもしれない。でも私はやっぱりアイドルに夢を求めていたい。田口くんのように、自分の道を進むと決める人もいる。安井くんのように、24歳でJr.で頑張る人もいる。多種多様だ。そんなアイドル、という職業を選んだ彼らにも、アイドルとは何か。考えてみてほしいなあ、と思ってしまった。アイドルって難しい。こんな情報化社会だから尚更かもしれない。ああ、こんな風に思ってる私ってなんて重いヲタクなんだろう、うざいなあなんて思う。

 

 

アイドルだからってなんでも許されるわけじゃない。私たちを裏切って欲しくないと思ってしまう。でも彼らも人間だ。自分のこれからが不安になることもあるだろう。この矛盾。だから、アイドルとは謎だ。そしてアイドルは難しい。それでも少なくとも私は、これからもアイドルとは何か、を探し続けると思う。

そしていつか、アイドルとは何か、の答えを見つけて、それでも応援したいと思えるアイドルが今応援している彼らであってほしい、と願うことしかできない。

 

 

 

田口くんのファンの方やKAT-TUNのファンの方がこのブログを読んで不快になられたらごめんなさい。外野のやつがぎゃーぎゃーいうなよ、と思われることも承知で書きました。何が言いたいのかも分からなくて、拙い文章で長々とすみませんでした。最後まで読んで下さった方、ありがとうございました。言いたかったことを簡単に言ってしまえば、アイドルとは何かは分からない。そしてそれは簡単に答えが見つかる問いではない、ということです。

 

そして、KAT-TUNのファンの方を可哀想、とかそういう簡単な言葉で言わないでほしいと私は感じます。私がメンバーの脱退が分かった時に1番言われて傷ついた言葉は可哀想だね、でした。私に向けてなのか、それとも脱退してしまった彼に向けてなのかは分かりませんが、ファンである自分を可哀想だなんて思ったことないんだよ!と言いたくなりました。KAT-TUNのファンの方で同じ気持ちの方がいるかは分かりませんが、少なくともメンバー脱退での可哀想という言葉に、傷つく人がいるかもしれない、ということは覚えておいていただきたいです。これで本当に最後です。長々と失礼しました。

 

 

 

 

 

うか